外科矯正について
矯正治療単独では治らない重い症状では、外科手術を併用して改善します。基本的に健康保険適用で治療を受けられますが、いくつかの制約があります。当院では、その範囲内でのデジタル矯正システムを使用し、顎や歯、歯根の状態を立体的に捉えた上で精密な治療を行っています。
治療の流れは、まず上下の歯列を別々に整えて、外科手術で骨の位置を最適な場所に移動させ、その後、最終的な歯並びの調整を行います。
外科矯正の適応する方
- 通常の矯正では治らない方
- 矯正治療では治らない骨格性に問題がある人
- 顔面非対称でゆがみが大きい方
- 重い不正咬合がある方
外科矯正のメリット・デメリット
メリット
- 矯正治療だけでは治らない、かみ合わせも治療可能となる。
- 症例によっては治療期間を短縮することができる。
- コンプレックスとなる口元や横顔などの審美的な部分も改善されやすい。
- 条件はありますが、保険が適応されるので治療費がある程度低く抑えられる。
デメリット
- 1~2週間程度の入院を要し、手術には全身麻酔が必要となる。
- 入院前には検査のための通院も必要となる。
- 手術後は部分的な麻酔・痺れのでる可能性や、鼻が変形する場合がある。
- 述語しばらくは、口があまり開かないため、少しの間は食生活に不都合を感じる
- プレートの種類や病院・医師の方針により、顎の手術を行った後半年から1年後ぐらいに「プレート除去手術」を行います。そのため、1週間程度の入院が再度必要となる。
治療期間
ケースによりかなり幅がありますが、外科手術と抜歯が伴う場合、3年程度が目安になります。
ここより術前矯正治療期間1~2年(症例によって異なります)、術後矯正は半年~1年になります。
ここより術前矯正治療期間1~2年(症例によって異なります)、術後矯正は半年~1年になります。